お知らせ
「雷しゃがみ」に関する推奨方針の見直しについて
当社ではこれまで、雷発生時の緊急的な安全確保行動の一つとして、いわゆる「雷しゃがみ(足をそろえて低い姿勢をとる行動)」を推奨してきました。
しかし近年の研究成果や国内外の防災機関・専門機関の見解を踏まえ、当社は今後、「雷しゃがみ」を推奨しない方針へと見直すことといたしました。
その理由として、
第一に、雷しゃがみはあくまで避難手段が全く取れない極めて限定的な状況での応急的行動であり、一般的な雷対策として誤解されやすい点が挙げられます。雷の被害を確実に防ぐ行動ではなく、適切な避難行動の代替とはなり得ません。
第二に、「しゃがめば安全」という認識が広まることで、本来最優先されるべき安全な場所への避難(建物内や車内への退避)を遅らせる可能性があることが指摘されています。雷災害においては、早期に安全な場所へ移動することが最も有効な対策です。
第三に、雷しゃがみの実施方法や効果については、一般の方が正確に理解・実行することが難しく、状況によっては十分な安全性を確保できないおそれもあります。
これらを総合的に判断し、当社では、雷発生時の安全確保行動に関する情報提供のあり方を見直す必要があると考えました。
今後当社では、
● 雷の兆候を早期に察知すること
● 雷が予想される場合は速やかに屋内や車内などの安全な場所へ避難すること
● 屋外活動時は事前に気象情報を確認し、無理な行動を控えること
といったより確実性の高い雷安全対策を推奨し、情報発信を行ってまいります。
引き続き、最新の科学的知見と防災の観点に基づき、利用者の皆さまの安全確保に資する情報の提供と発信に努めてまいります。
参考情報:米国国立気象局(NWS)Lightning Safety – The Lightning Crouch
2026年1月
株式会社フランクリン・ジャパン