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侮ってはいけない工場の雷リスク。離れた場所の雷から工場をどう守る?

雷は工場での生産に大きなダメージを与えます。事前に備えておくことが大切です。

 

1. 工場における雷のリスクとは?

 雷は工場の大敵です。雷が発生すると、工場では停電や瞬時電圧低下(瞬低)が発生することがあります。すると、製造ラインの機械が誤作動を起こしたり、突然止まったりします。こうして製品が生産できなくなったり不良品ができたりすると、作っているものによっては数千万円、数億円の損害が発生することもあります。ですから、工場では雷対策が欠かせません。

 雷の厄介なところは、工場に直接落雷しなくても、工場への送電線の通っている場所で雷が発生すると停電や瞬低が起こる可能性があることです。つまり、工場から遠く離れた場所の雷についても注意しなければいけないのです。

送電線への落雷でも停電や瞬低が起こる

2.  工場の雷対策にはハードとソフトがある?

 では、工場の雷対策は具体的に何があるのでしょうか。これは大きくハード面とソフト面の2つに分類されます。

  ハード面の対策として挙げられるのは、工場を雷から守る設備を導入することです。例えば避雷針や、雷の電気が工場内に侵入するのを防ぐ雷保護システム、そして自家発電などが挙げられます。

 そしてソフト面の対策は、雷の発生がリアルタイムや予測で分かる情報サービスです。 例えば雷が発生しそうだとわかったら、あらかじめ工場のラインを止めれば停電や瞬低などのダメージを最小限に抑えることができます。

ハード対策=防雷設備や自家発電の導入 ソフト対策=雷のリアルタイム/予測情報サービス

3.  ソフト面の対策をうまく活用しよう

 では、ハード面とソフト面の対策のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

 ハード面の対策は、雷から工場を守る設備を導入することで、雷の発生と関係なく稼働を続けられるというメリットがあります。しかし、導入には多大なコストがかかるため、採算が合わない可能性があります。さらに、設備を導入するには、どこに設置するのか調査し、それから工事を行う必要があるため、完成するまでに長い時間がかかります。

 その一方で、ソフト面の対策は圧倒的にコストが低いというメリットがあります。また、インターネット環境があれば導入できるため、早ければ1週間程度で導入することができるという点も大きなメリットと言えるでしょう。ただし、ハード面の対策のように物理的な対策をしている訳ではないので、実際に被雷してしまった場合はどうすることもできないというデメリットがあります。  

 もっとも効果的な対策は、ハード面とソフト面それぞれの対策を併用することです。例えば、もっとも重要な場所だけハード対策を行い、ほかはソフト対策を行えば、工場全体にハード対策を行うよりもコストを抑えた雷対策が可能です。また、ソフト対策を行っておけば、雷による停電や瞬低などのリスクが高まっている間だけ自家発電の設備を使うといったような、無駄を抑えた運用ができるようになります。

ソフト面の対策をうまく活用することで雷対策の費用対効果を上げることができる

4. ソフト面の対策におすすめの商品

  ソフト面の雷対策のひとつとしておすすめなのが、「Ligitning Station」という情報サービスです。

 こちらは、監視地点に雷が接近すると警報やメールで通知してくれるサービスです。つまり、雷が発生する前に対策を取ることができます。特に工場向けパッケージでは、工場だけでなく、工場に関係する送電線や関連施設への雷の接近に対しても、警報やメール通知を行うことが可能です。警報は警告灯に出すこともできるため、製造ラインの作業員に一度に雷の接近を知らせることができます。さらに、インターネットによる情報サービスのため、複数部署での情報共有も簡単です。

送電線と設備拠点を描画し、それを監視するように警報エリアを作成(イメージ)
メール通知

他部署との情報共有

警告灯との連動

実際に導入した企業の担当者からは、「今までは工場にとって危ない雷がいつどこで発生するのかわからなかったけれど、Lightning Stationを導入したことで情報の見える化が実現し、精神的な負担が軽くなった」という声をいただいています。また、「自家発電への切り替えを行うタイミングの判断は、従来は個々の担当者の判断に任されていたが、Lightning Stationを導入することで共通の判断基準が作れるようになり、マニュアル化しやすくなった」という声もありました。


 素早く低コストで導入できる工場の雷対策のひとつとして、ぜひご検討ください。

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