導入事例

header header

取材年月:2025年09月

建設業者A 様

Introduction

河川の護岸工事期間中にLightning Stationを短期利用されたお客様(以下「A社」)の活用方法を紹介します。

Profile

※都合により具体的な社名等は伏せさせていただきます。
A社のご担当者さまに、Lightning Stationを導入した背景や活用方法をお聞きしました。
活用方法

監視等の場所

・現場事務所のPCでLightning Stationを閲覧
・現場事務所と作業用クレーン車の運転席に「メル丸くん®」という警告灯を各1台設置 (※オプション)

 

(画像はイメージです。)

メル丸くん®

 

運用方法

・朝礼等での発雷確率に関する予測情報の共有

Lightning Station内にて72時間先までの発雷確率に関する予測情報を確認できます。A社はその情報を作業打合せ時や朝礼時に全体へ周知し、注意喚起を行いました。

 

(画像はイメージです。)

 

・2段階で設定できるアラートエリアとメール通知機能の活用

Lightning Stationでは監視地点を中心とする2つの大きさの同心円を設定、外側を注意エリア・内側を警戒エリアとして、雷発生時などに2段階のアラートを発報することができます。また、そのアラートをあらかじめ登録したメールアドレスへ通知する機能があります。

これらの機能を活用してA社が作成した対応マニュアルは下記のとおりです。

・注意エリアを半径50km、警戒エリアを半径25kmに設定
・注意エリア内で発雷し、メール通知があった場合には、Lightning Stationで落雷の発生場所と雷雲の移動予測情報を確認
・警戒エリア内で発雷し、メール通知があった場合には、直ちに避難指示を出し、クレーン車の格納・避難を行う
・再開の判断は、注意エリア・警戒エリア内に落雷が発生していないか、雷雲の移動予測情報で現場に接近してくる雷雲はないか、といった点をLightning Stationで確認したうえで行い、再開指示を出す

注意エリア・警戒エリアの大きさを決めるにあたっては、弊社社員がアドバイスを行い、雷雲の移動速度(平均時速30km程度ですが、近年の異常気象に鑑み時速50kmと仮定)とクレーン車の格納・避難に要する時間(A社が計測したところ30分)からA社はエリアの大きさを算定しました。

 

・警告灯「メル丸くん®」の活用

「メル丸くん®」はメール通知機能を活用して、注意エリア・警戒エリア内に発雷があった際に光と音で周知する警告灯です。
A社は現場事務所と作業用クレーン車の運転席に「メル丸くん®」を各1台設置し、現場事務所ではもとより、クレーンオペレーターもタイムラグがなく発雷にすぐ気が付けるようにしました。

 

【注意エリア内発雷時】

 

【警戒エリア内発雷時】

(画像はイメージです。)

導入理由

全国的にクレーン車に雷が落ち、ワイヤーを通して玉掛者が感電する事故があるという話を聞いた際、雷対策の重要性を改めて認識したとのこと。そんな中、企業が集まる展示会でLightning Stationを見たという取引先より紹介を受け、雷に特化したサービスということでA社は導入を決めました。

効果・評価
A社より以下のとおりご感想・ご意見をいただきました。

工事期間中の活用実績

工事期間5か月の間に2回アラートエリア内で発雷し、メール通知を受信・警告灯が作動しました。その時はクレーン車を使って作業していましたが、現場では雷鳴は認識していませんでした。Lightning Stationで発雷の場所と雷雲の移動予測を確認し、現場に向かってくることが予想されたので作業員へクレーンの格納と避難を指示しました。約20分後、現場でも認識できる距離で発雷がありました。
近隣では他の業者のクレーン車も複数台稼働していましたが、そちらは雷鳴が聞こえてからクレーンを格納しており、Lightning Stationのアラート機能と予測情報を活用することで隣接工事のどこよりも迅速な被雷防止のための対応が取れました。
メール通知機能と「メル丸くん®」のおかげで気象状況を常時監視する必要がなく、また、「メル丸くん®」は音だけではなく、警戒エリアは赤・注意エリアは黄色と異なる色の光で視覚的にも通知してくれるので状況把握がしやすかったです。

 

感想

・良かった点

雷に特化したサービス、というのは他社になく、とても良いサービスだと思います。
落雷のリアルタイム情報だけではなく、3日先までの発雷確率情報や雷雲の移動予測情報もあるので、アラートエリア内で雷が発生した際に今後雷雲が接近してくるのか・遠ざかっていくのかが分かりやすく、避難の判断の参考になりました。

▲1時間先までの雷発生危険度予測情報(画像はイメージです。)

 

・今後期待すること

ピンポイント雷雨アプリも併用していましたが、こちらは雷のリアルタイム情報しか確認できませんでした。上記のとおり雷の予測情報も作業中断・再開の判断に活用していたため、ピンポイント雷雨アプリでも予測情報を表示できるようになればより使い勝手の良いシステムになると思います。