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2020.01.07 ご挨拶

年頭所感

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は歴史的な出来事が幾つもありました。令和時代の幕開けと天皇陛下の御即位、吉野彰さんのノーベル化学賞受賞、フランシスコ・ローマ教皇の来日などです。

 スポーツでは、ラグビーワールドカップでの日本チーム初のベスト8進出に熱狂しましたが、他のスポーツでは世界1位になった選手が何人もいて感動を貰いました。

 気象に目を転じると、史上最大級と警戒された台風19号が各地に甚大な被害をもたらしたのは記憶に新しいつらい出来事でした。昨年は他にも台風被害が多かったと思い過去のデータを調べてみました。

1981年~2010年
(平年値:30年平均)
2014年~2018年
(5年平均)
2019年
台風発生数 25.6 26.4 29
台風接近数(※) 11.4 12.2 15
激甚災害の原因となった
台風の数
(接近数に対する割合)
未集計 5.0
(41%)
9
(60%)

※)台風の中心が国内のいずれかの気象官署から300km以内に入った場合

 昨年の台風の発生数は平年より多く(29個:+13%)、接近数はかなり多め(15個:+32%)でした。その前の5年平均も発生数、接近数とも平年より少し多めです。激甚災害の原因となった台風の数は、昨年は9個でその前5年間平均の1.8倍でした。また、台風が接近すると半数前後が激甚災害を引き起こしている事が分かります。

 国立研究開発法人 海洋研究開発機構によるスパコンでの計算では、地球温暖化による台風の大型化が指摘されています。ひとたび台風が接近すると影響が広範囲に及び、深刻な被害をもたらす傾向は今後も強まることでしょう。もしもの時は命を守るためにどう行動すべきか普段から考えておくことが大事だと改めて感じました。

 新年にあたり、オリンピック期間に台風が接近しないことを願うとともに、激甚災害に見舞われた被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

株式会社フランクリン・ジャパン 代表取締役 大川孝幸 

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