年頭所感
新年あけましておめでとうございます。
年初にあたり、まずは昨年を振り返ってみますと、とても多くの事が起きていたことが改めて思い出されます。そんななか珍しく私たち気象屋にとっての一大ニュースがありました。それは米プリンストン大の真鍋叔郎博士のノーベル物理学賞の受賞です。
受賞理由になった「二酸化炭素濃度が上昇すると地球の平均気温も上昇する」ことを示した1967年に発表した論文は「温暖化予測の基礎」となり、地球温暖化の問題に人々を気づかせるきっかけになったと言われています。また、気象の教科書にあたりまえのように載っているエネルギー収支の図が、50年以上前の博士の研究に基づいていることも初めて知りました。
SDGs目標13では「気候変動に具体的な対策を」求めており、弊社が提供する雷・気象情報は、「SDGs 13.1 気候関連災害や自然災害に対する強靭性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する」とのターゲットに合致します。
本年も皆様のSDGsのお手伝いをするとともに、安全と安心をお届けできるよう精進してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
株式会社フランクリン・ジャパン 代表取締役 大川孝幸