2025.03.19

2025年3月18~19日の雷と雪

雷ニュース

2025年3月18日から19日にかけて、本州南岸に発生した前線を伴った低気圧が東へ進んだ影響で、西から次第に雨や雪となりました。

この低気圧に伴い、上空には強い寒気が流れ込んだため、内陸部を中心に雪が降り、山沿いでは大雪となった所がありました。特に関東から東海地方にかけては、発達した雪雲の影響で落雷が発生しました。関東地方で雷を伴う雪が観測されるのは、2024年2月5日以来のことです。(参考:2024年2月5日 関東の雪と雷

この雷の影響により、静岡県伊東市では火災が発生したほか、各地で列車の運休や遅延など、公共交通機関にも大きな影響が出ました。

下図は、3月18日9時~3月19日9時の天気図です。
本州南岸を前線を伴った低気圧が発達しながら進みました。

【2025年3月18日9時~3月19日9時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、3月18日22時~3月19日10時の落雷の状況です。
朝を中心に関東地方から東海地方にかけて雷が発生していました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2025年3月18日22時~3月19日10時 落雷状況図】

なお、下図は3月19日7時の気温分布です。
内陸部では、氷点下近くになり、関東地方や甲信地方では雪の降っている所が多くなっていました。
【2025年3月19日7時 気温】

 

下図は、東京付近 3月19日7時45分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。


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