2024.02.08

2024年2月5日 関東の雪と雷

雷ニュース

2024年2月5日は、本州南岸を前線を伴った低気圧が発達しながら進んだ影響で、関東地方の広い範囲で雪が降り、平野部でも積雪が観測されました。また、低気圧が関東地方に最接近した19時~22時頃、発達した雪雲により落雷が発生しました。

日本海側では冬にも雷が発生し、年間の雷日数は日本海側が多くなっていますが(参考:雷ランキング-年間雷日数ランキング2023)、関東地方で冬に雷が発生することはシーズン中数日程度、数としても少なく、雪とともに発生することは非常に珍しいです。(今年1月13日の夕方頃、関東南部で雷雨となった後、雪が降りましたが、落雷の発生していた時間帯に雪となることはありませんでした。)

下図は、2月5日21時の天気図です。
関東の南海上を低気圧が閉塞しながら東に進んでいました。

【2024年2月5日21時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、2月5日19時30分~21時30分の東京都心の落雷の状況です。
東京スカイツリーや新宿の高層ビルなど高構造物に落雷が集中しているのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2024年2月5日19時30分~21時30分 落雷状況図】
※拡大図①:新宿駅周辺、拡大図②:東京スカイツリー周辺

 

下図は、東京駅付近 2月5日21時10分頃の落雷状況です。(弊社Twitterより引用)
☆弊社のTwitterでは、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をツイートしています。

 

 


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