2024.03.21

2024年3月20日の落雷

雷ニュース

春分の日の2024年3月20日は、本州付近を低気圧が発達しながら通過し、上空に真冬並みの強い寒気が流れ込みました。この影響で、日本海側を中心とした地域で雪や雨が降り、全国的に風が強まるなど「春の嵐」となりました。
また、東日本~西日本の日本海側や関東地方では、寒気の影響で大気の状態が不安定となり、雷を伴って強く降った時間帯もありました。
この荒れた天気により、列車や飛行機などの公共交通機関は、各地で運休や欠航・遅れが相次ぎ、所々で停電も発生するなどの被害がありました。

下図は、3月20日12時の天気図です。
関東付近に中心を持つ低気圧が発達しながら東に進んでいました。

【2024年3月20日12時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、3月20日の落雷の状況です。
午前中は西日本の日本海側、昼過ぎから夕方頃にかけては関東地方、夜は北陸地方で落雷が観測されました。また、この雷に伴いひょうが降った地域もありました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2024年3月20日 落雷状況図】

下図は、首都圏の3月20日16時頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
散発的ですが、東京・神奈川・埼玉で雷が発生していました。
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 


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