2024.03.26

2024年3月25~26日の落雷

雷ニュース

2024年3月25日から3月26日にかけて、東シナ海で発生した前線上の低気圧が九州を通過し、本州の南岸を急発達しながら進みました。この影響で、西日本から北日本の広い範囲で雨や雪が降り、25日の夕方から26日の午前中は西日本、26日の午後は東日本の太平洋側を中心に発雷が多発しました。
低気圧付近では、局地的に雨が強まり、和歌山県では24時間雨量が100ミリを超えた地点がありました。また、沿岸部を中心とした各地で強風となり、宮崎県では12時45分に最大瞬間風速25.8メートルを観測しました。

下図は、3月25日15時から3月26日18時の天気図です。
前線上の低気圧が東シナ海から九州~四国を通り、西日本から東日本の南岸を急発達しながら進んでいました。


【2024年3月25日15時~3月26日18時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、3月25日18時~3月26日18時の落雷の状況です。
25日の夜から26日の明け方頃にかけては九州・中国地方、26日の午前中は近畿地方、午後は東海地方から関東地方の沿岸部を中心に雷が多発しました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2024年3月25日18時~3月26日18時 落雷状況図】

 

下図は、大阪付近 3月26日12時頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
平野部でも落雷が発生していたのがわかります。
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 


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