2024.04.03

2024年4月3日 九州での落雷

雷ニュース

2024年4月3日は、前線を伴った低気圧が黄海から本州に接近・通過した影響で、西日本から東日本の広い範囲で雨が降りました。
特に前線の通過した九州では、各地で雷雨となり、九州全域での落雷回数は6200回となりました。また、九州北部を中心にまとまった雨となった所も多く、熊本県では4月の観測史上、最多雨量を記録しました。

下図は、4月3日3時から21時の天気図です。
低気圧が黄海から西日本に進み、これに伴う前線が九州から中国・四国、近畿地方を通過しました。

【2024年4月3日3時~21時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、4月3日0時~18時の九州での落雷状況です。
日付の変わる頃から夜にかけて終日、九州北部を中心とした広い範囲で落雷が発生しました。雷の一番多かった熊本県では、未明から明け方頃にかけてを中心に激しい雷雨となり、1日で3300回の落雷が観測されました。
この雷に伴う事故も発生し、14時40分ごろ宮崎県内でのサッカーの試合中に高校生が被雷され、病院に搬送されたとのことです。
交通への影響としては、14時10分に宮崎空港を出発した航空機に雷が2度直撃し、羽田空港から関西空港に目的地を変更したとのことです。

※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2024年4月3日0時~18時 落雷状況図】

下図は、福岡付近 4月3日11時頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 


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