2024.04.16

2024年4月14~15日 沖縄地方での落雷

雷ニュース

2024年4月14日から15日にかけて、大陸から進んできた前線に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で、沖縄地方では大気の状態が非常に不安定となり、雷が多発しました。この落雷の影響で、うるま市や那覇市などで約4300戸が停電しました。
また、落雷だけではなく、雨も激しく降りました。沖縄県各地で記録的な大雨となり、特に渡名喜島では12時間の雨量が211mmと観測史上最も多くなりました。

下図は、4月14日12時~4月15日18時の天気図です。
大陸から進んできた前線が南西諸島付近に停滞し、この前線に向かって湿った空気が流れ込みました。

【2024年4月14日12時~4月15日18時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、4月14日14時~4月15日14時の沖縄本島での落雷の状況です。
海上主体に、14日は沖縄本島北部、15日は南部を中心に落雷が発生しました。
この2日間、沖縄本島だけ(陸上のみ)でも460回、周辺海上を含めると(沖縄本島中心200㎞四方)9,000回以上の落雷が観測されました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2024年4月14日14時~4月15日14時 落雷状況図】

下図は、沖縄本島 4月14日5時頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 

 


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