2025.04.10

2025年4月10日の落雷

雷ニュース

2025年4月10日は、西日本を中心とした広い範囲で大気の状態が不安定となり、各地で雷雨となりました。この日1日の全国の落雷数は2,200回で、鹿児島県の東市来のアメダスでは、17時~19時頃にかけて1時間に49ミリの激しい雨を観測しました。

下図は、4月10日15時の天気図です。
日本付近は、高気圧の後面にあたり、湿った空気の入りやすい状態となっていたと同時に、上空に強い寒気が流れ込んでいました。

【2025年4月10日15時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、4月10日12時~24時の落雷の状況です。
昼過ぎから夜遅くにかけて関東から九州にかけて落雷が多発していました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2025年4月10日12時~24時 落雷状況図】

この雷に伴う事故も発生し、17時50分ごろ奈良県内でサッカー部に所属する中高生数名がグラウンドで練習中に被雷され、病院に緊急搬送されたとのことです。また、京都府亀岡市などでは20時ころ、雷の影響と推定される停電が約1万5000軒で発生したとのことです。

下図は、関西の 4月10日17時50分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。


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