2021.03.15

3月13日 首都圏を襲った雷

雷ニュース

2021年3月12日から13日にかけて、前線を伴った低気圧が本州の南岸を発達しながら進んだため、日本付近は広い範囲で雨となりました。


【2021年3月13日12時 実況天気図(気象庁HPより)】

上空の寒気や前線・低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、西日本~東日本の太平洋側の沿岸部を中心に雷が多発しました。

特に、関東南部では13日の昼過ぎから夕方頃にかけて大気の状態が不安定となったため、平野部でも雷を伴った激しい雨となりました。
1時間で50mmを超えるような激しい雨や雹の降った所もあり、住宅への浸水、各地で道路が冠水するなどの被害や鉄道への影響もありました。
なお、関東地方での1日の落雷数は、この時季の月平均と比べても多い約500回でした。

下図は、13日12時~16時の落雷の状況です。
東京・神奈川の沿岸部、千葉県で雷が多発しているのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2021年3月13日12時~16時 落雷状況図】
☆3月13日の全国の落雷状況はこちらからご覧いただくことができます。(1ヶ月間の限定公開となります。)

 

下図は、東京付近 14時15分頃の落雷状況です。(弊社Twitterより引用)
☆弊社のTwitterでは、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をツイートしています。

 


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