2020.11.04

2020年11月3~4日の雷

雷ニュース

2020年11月3日~4日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が流れ込みました。この影響で、東日本~北日本の日本海側の地域で落雷が発生しました。


【2020年11月4日6時 実況天気図】

下図は、11月3日12時〜11月4日12時の落雷の状況です。
日本海側の沿岸部を中心に落雷が発生しているのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

石川県白山市内では、4日明け方頃、雷が原因とみられる火災が発生し、住宅の焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

下図は、石川県白山市付近の11月4日5時ごろの10分間の落雷の状況です。(弊社Twitterより引用)
白山市内で、落雷が発生していたのが確認できます。
☆弊社のTwitterでは、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をツイートしています。

 

中国地方~東北地方の日本海側の沿岸部では、冬でも雷が発生します。
これは「冬季雷」と呼ばれ、冬型の気圧配置が強まった時発生することが多く、世界的にも珍しい現象です。
雷統計ページでは、冬季、落雷の多く発生している地域をご確認頂くことができます。
☆参考:雷統計ページ