2024.08.08

2024年8月7日の関東の雷

雷ニュース

2024年8月7日は、気温の上昇と湿った空気の影響で、北日本~東日本を中心とした広い範囲で大気の状態が不安定となりました。

下図は、8月7日18時の天気図です。
日本海に中心をもつ高気圧があり、日本の南海上を熱帯低気圧が東に進んでいました。
関東地方は、熱帯低気圧からの暖かく湿った空気が高気圧の縁を回って流れ込んでいました。

【2024年8月7日18時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、8月7日12時~24時の関東南部落雷の状況です。
夕方から夜遅くにかけて雨雲が急発達し、埼玉・東京を中心に激しい雷雨となりました。
この日、関東全域で約14,000回の落雷が発生し、そのうち埼玉県は約6,500回、東京都では約2,300回と両県で関東地方の落雷の半分以上を占めました。
この雷雨により、電車の運転見合わせや羽田空港で飛行機が欠航するなど交通への影響がありました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2024年8月7日12時~24時 落雷状況図】

また、埼玉県庁では、建物に雷が落ちて、外壁が崩れ落ち、焦げる被害も発生しました。
下図は、埼玉県庁周辺の落雷状況図です。県庁付近での落雷が確認できます。

【2024年8月7日 埼玉県庁周辺 落雷状況図】

 

下図は、東京付近 8月7日18時40分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
短時間に雷が頻発していたのがわかります。
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 

 


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