2024.07.30

2024年7月27日の落雷

雷ニュース

2024年7月26日、27日も日本付近は、太平洋高気圧に広く覆われ、日本海から東北地方にかけて前線がのびており、前線にむかって湿った空気の入りやすい状態が続いていました。特に、午後は気温が上昇して、東日本~西日本を中心に大気の状態が不安定となり、各地で雷雨となりました。日本全国の落雷数は、26日は約9,500回、27日は約17,000回と27日が特に多くなりました。

下図は、7月27日15時の天気図です。

【2024年7月27日15時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、7月27日12時~21時の落雷の状況です。
関東地方では、午後から気温の上昇とともに大気の状態が不安定となり、夕方から夜にかけて内陸部を中心に激しい雷雨となりました。この日の関東地方の雷の発生回数は約13,000回で、そのうち埼玉県が約7,100回、茨城県が約5,000回と両県で関東地方の雷のほとんどを占めていました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2024年7月27日12時~21時 落雷状況図】

なお、下図は関東地方の気温分布です。
内陸部を中心に気温が上昇し、特に埼玉県では全ての地点で35℃を超えました。

【2024年7月27日13時50分 気温】

下図は、東京付近 7月27日17時45分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
埼玉県で、雷が頻発していたのが確認できます。
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 


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