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雷トピックス
2023.10.30
2023年10月27日~28日の落雷
雷ニュース
2023年10月27日から28日にかけて、上空5500mで-21℃以下のこの時期としては非常に強い寒気が流れ込んだため、27日は西日本、28日は東日本を中心に雷が多発しました。
下図は、10月27日21時の天気図です。
寒冷前線が北海道を通過し、日本海と関東の東海上の低気圧がそれぞれゆっくりと東に進んでいました。
【2023年10月27日21時 実況天気図(気象庁HPより)】
下図は、10月27日、28日それぞれの落雷の状況です。
27日は西日本を中心とした広い範囲で、28日は東日本と日本海側の地域で雷が発生していました。
日本周辺の海域を含めた全国の落雷数は、27日は15万回、28日は7万7千回と非常に多い状況になりました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
(フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)
【2023年10月27日 落雷状況図】
【2023年10月28日 落雷状況図】
この雷が原因とみられる停電が、27日は兵庫県や富山県、28日には関東地方で発生する等、各地で被害が相次ぎ、27日10時頃には熊本城への落雷が目撃されました。
下図は、熊本城周辺の落雷状況です。(図の中央が熊本城)熊本城の本丸付近に落雷が観測されているのがわかります。
なお、この雷による建物・当時城内にいた観光客への被害はなかったということです。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
(フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)
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