2022.07.27

2022年7月26日の関東・東海地方の雷

雷ニュース

2022年7月26日は、南海上の熱帯低気圧からの暖かく湿った空気の影響で、関東から東海地方を中心に発達した雨雲がかかり、雷も多発しました。

静岡県浜松市では、雷が原因とみられる火災が発生しました。また、各地で雨量も多くなり、静岡県浜松市や山梨県南部町では7月の観測史上最大の雨量が観測され、東海道新幹線が浜松駅から豊橋駅の間で一時運転を見合わせるなど雨による影響もみられました。

下図は、7月26日6時の天気図です。
東日本の太平洋側の地域は、日本海に中心をもつ高気圧と東海上に中心をもつ太平洋高気圧との間で、南海上の熱帯低気圧からの暖かく湿った空気の入りやすい状況となっていました。


【2022年7月26日6時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、7月26日6時~12時の落雷の状況です。
東海地方から関東南部で落雷が多発していたのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2022年7月26日6時~12時 落雷状況図】

東海地方では午後も大気の不安定な状況が続き、夜遅くからは愛知県を中心に雷が多発し、愛知県や三重県で落雷が原因とみられる火災が発生するなどの被害がありました。

下図は、7月26日18時~24時の落雷の状況です。
三重県南部から愛知県にかけて雷が多発していたのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2022年7月26日18時~24時 落雷状況図】

下図は、名古屋付近 7月26日23時50分頃の落雷状況です。(弊社Twitterより引用)
こちらでも雷が多発していたのが確認できます。
☆弊社のTwitterでは、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をツイートしています。

 


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