2022.07.08

2022年7月3日~7日の雷

雷ニュース

2022年7月3日から7月7日は、台風からの湿った空気や日中の気温上昇・上空の寒気の影響で、西日本~北日本の広い範囲で大気の状態が不安定となりました。

3日には、島根県出雲市で釣り中に落雷を受けたとみられる男性が海に転落して亡くなるという痛ましい事故がありました。
また、5日にJR九州で信号トラブル、6日は鹿児島空港で滑走路に穴があくなど落雷が原因とみられる被害が相次ぎました。

下図は、7月3日12時から7日18時にかけての天気図です。
4日にかけて東シナ海から九州に進んだ台風4号が、5日には温帯低気圧にかわって西日本を通過し、6日から7日は東海上に停滞しました。

【2022年7月3日12時~7日18時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、7月3日14時~15時の島根県出雲市付近の落雷の状況です。
死亡事故が発生したとみられる大社町の海岸で落雷が多数発生していたのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2022年7月3日14時~15時 落雷状況図】

また、下図は7月6日の鹿児島空港の落雷状況です。
滑走路に落雷があったことが確認できます。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2022年7月6日3時~4時 落雷状況図】

6日と7日の午後は、東海地方を中心に大気の状態が不安定となり、雷が多発しました。
下図は、名古屋駅付近 7月6日5時頃の落雷状況です。(弊社Twitterより引用)
☆弊社のTwitterでは、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をツイートしています。

 

 


雷ぶらり内の雷の知識のページでは、雷から身を守る方法を学ぶことができます。
また、こちらのページからは雷から身を守る方法をコンパクトにまとめた冊子「教えて!フランクリン先生」をダウンロードいただけますので、最新の気象情報とともに、これらのコンテンツをお役立てください。