2022.06.28

2022年6月27日の落雷

雷ニュース

2022年6月27日は、北海道を進んだ低気圧や上空の寒気、気温上昇の影響で西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が不安定となりました。
新潟県で落雷による停電が発生して列車が一時運転を見合わせたり、茨城県の住宅や鳥取県の神社では雷が原因と見られる火災が発生するなど各地で被害が相次ぎました。
また、関東北部から東北南部を中心に激しい雨や雹が観測され、山形県では記録的な大雨となりました。

下図は、6月27日9時の天気図です。
北海道を上空に寒気を伴った低気圧が通過する一方、本州の南海上に中心をもつ高気圧があり西日本~東日本は南からの暖かく湿った空気の入りやすい状況となっていました。

【2022年6月27日9時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、6月27日の落雷の状況です。
西日本から北日本の各地で落雷が発生し、特に東北地方や北関東で雷が多発していたのがわかります。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2022年6月27日 落雷状況図】

なお、下図は27日14時頃の関東地方の気温分布です。
内陸部を中心に猛烈な暑さとなっていたのがわかります。全国で最も気温の高くなった佐野市では、14時11分に観測史上最高の39.8℃まで気温があがりました。


【2022年6月27日14時10分 気温】

下図は、東京付近 6月27日20時20分頃の落雷状況です。(弊社Twitterより引用)
茨城県で火災の発生した時間帯では、埼玉県や栃木県で落雷が多発していたのがわかります。
☆弊社のTwitterでは、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をツイートしています。

 

 


雷ぶらり内の雷の知識のページでは、雷から身を守る方法を学ぶことができます。
また、こちらのページからは雷から身を守る方法をコンパクトにまとめた冊子「教えて!フランクリン先生」をダウンロードいただけますので、最新の気象情報とともに、これらのコンテンツをお役立てください。