観天望気の仕方

実際の空を見る「観天望気」はとても重要です

黒い雲が見えて冷たい風が吹いてきたら、雷雲が近づいているサインです。

「観天望気」とは、実際の空や雲を見たり空気を肌で感じたりして、今後の天気を予想することです
局地的な短時間の予報や天気の急変を察知するには、目や耳、肌、つまり五感を使って空気を感じることが非常に重要です。
ここで、雷雲が近づいてくるサインを知っておきましょう。

  1. 積乱雲(入道雲、モコモコした雲)がみるみる大きくなる
  2. 黒い雲が近づき、周囲が暗くなる
  3. 急に冷たい風が吹いてくる
  4. 稲光が見える、雷鳴が聞こえる
    ※雷鳴が聞こえた時には既に約10km以内で雷が発生しています

また、雷も含め気象現象には地域的な特性があるため、“◯◯に雲が発生したら危険”など、経験的に把握しておくことも観天望気に役立ちます。

なお、雷雲が去る場合の特徴として、

  • 雷雲が進んできた方向が明るくなる
  • 雨の降り方が弱まる

などが挙げられます。

雷鳴が聞こえなくなってから20分以上経過すれば雷雲が去ったと言えるでしょう。
ただし、次の雷雲が続いて近づいてくることやすぐ近くで積乱雲が急発達することもありますので、念のため注意が必要です。


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