2024.07.26

2024年7月25日の落雷状況

雷ニュース

2024年7月25日は、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだことや気温上昇の影響で、24日に引き続き北日本から西日本の広い範囲で大気の状態が不安定となりました。

下図は、7月25日12時の天気図です。
日本海から東北地方に梅雨前線がのび、この前線上の低気圧が日本海を東に進んでいました。また、東日本~西日本は、高気圧の縁辺からの暖かく湿った空気の流れ込みやすい状況が続いていました。

【2024年7月25日12時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、7月25日の落雷の状況です。
午前中は、前線近傍にあたった東北地方や北陸地方で大雨とともに落雷が多発し、午後は東日本や西日本の所々で激しい雷雨となりました。
この日1日の全国の陸域での落雷数は、約54000回となり、前日の約35000回を大きく上回りました。(参考:2024年7月24日の落雷
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2024年7月25日 落雷状況図】


下図は、福岡付近 7月25日15時50分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
雷による住宅火災の発生した福岡県太宰府市付近で落雷が発生してたのが確認できます。
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。


下図は、名古屋付近 7月25日16時30分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
雷が原因とみられる住宅火災が発生した三重県津市付近でも落雷が観測されました。

 

 


雷ぶらり内の雷の知識のページでは、雷から身を守る方法を学ぶことができます。
また、こちらのページからは雷から身を守る方法をコンパクトにまとめた冊子「教えて!フランクリン先生」をダウンロードいただけますので、最新の気象情報とともに、これらのコンテンツをお役立てください。