2024.07.22

2024年7月20~21日 関東地方の落雷

雷ニュース

2024年7月20日から21日にかけて、日本海の前線や湿った空気の影響で、東日本~西日本の各地で大気の状態が不安定となりました。
特に、日中気温の上昇した関東南部では、夕方以降に激しい雷雨となった地点が多く、道路の冠水や足立区の花火大会が開始前およそ20分前に中止になる等の影響がありました。

下図は、7月20日3時~21日3時の天気図です。
日本海の前線は次第に不明瞭になったものの、高気圧の縁辺からの湿った空気の入りやすい状態が続いていました。

【2024年7月20日3時~21日3時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、7月20日15時~21日3時の落雷の状況です。
20日の夕方から21日の未明にかけての長い時間、埼玉・東京・千葉・茨城で落雷が多発し、約5,500回の落雷が観測されました。
特に千葉県では、夜遅くに10分間で600回を越えた時間帯もありました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)

【2024年7月20日15時~7月21日3時 落雷状況図】

なお、下図は関東地方の気温分布です。
内陸部を中心に気温が上昇し、所々で35℃を超える猛暑日となっていました。

【2024年7月20日14時 気温】

下図は、首都圏の7月20日22時30分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 


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