2025.09.12

2025年9月11日の雷

雷ニュース

2025年9月11日、東日本から西日本にのびる秋雨前線が南下した影響で、北日本から西日本の広い範囲で大気の状態が不安定となり、各地で激しい雨や雷が観測されました。

特に前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ関東地方では、昼過ぎから夜にかけて雷雨となりました。東京都心では、記録的短時間大雨情報が発表され、目黒区緑が丘で134ミリ、品川区で約120ミリの猛烈な雨を記録しました。この雨や雷の影響で鉄道の運休や飛行機の欠航が相次ぎ、交通機関に大きな乱れが生じました。さらに、東京電力管内では雷の影響とみられる停電が約1万90軒で発生しました。

下図は、9月11日3~21時の天気図です。
東日本から西日本にかけてのびる秋雨前線が日本海から太平洋側にまで南下しました。

【2025年9月11日3~21時 実況天気図(気象庁HPより)】

下図は、9月11日12時~12日0時の落雷の状況です。
東京湾岸エリアを中心に落雷が多発していました。
この日の関東地方の落雷総数は約7,000回で、東京都はその半数以上となる約4,000回の落雷が観測されました。
※×印が一回の落雷を表し、落雷の発生した時間帯ごとに色分けがされています。
フランクリン・ジャパンの雷観測システムJLDNの雷観測より)


【2025年9月11日12時~9月12日0時 落雷状況図】

 

下図は、首都圏の9月11日15時20分頃の落雷状況です。(弊社Xより引用)
☆弊社のX(旧Twitter)では、全国主要都市(東京関西名古屋札幌仙台金沢福岡沖縄)100km四方の落雷状況をポストしています。

 

 

 


雷ぶらり内の雷の知識のページでは、雷から身を守る方法を学ぶことができます。
また、こちらのページからは雷から身を守る方法をコンパクトにまとめた冊子「教えて!フランクリン先生」をダウンロードいただけますので、最新の気象情報とともに、これらのコンテンツをお役立てください。