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太陽光発電施設の被雷リスクを下げる 場所の選定

はじめに

 太陽光発電施設には小規模なものからメガソーラーと言われるものまで幅広く存在します。

 

 開けた場所に設置されるソーラー発電所では強風で飛んでくる物体による被害など、気象災害を受けるリスクがありますが、その中でも落雷による被害は大きな割合を占めています。

 

 雷被害リスクを低減するために、SPD等で物理的に対策を講じる必要性はあります。しかし、地域によって落雷が多い少ないという点を吟味することは少ないのではないでしょうか?

 一見、どこに落ちるか解らない、ランダム性を持った【落雷】ですが、地域で 統計的に 見れば傾向がでてくるようになります。

 

 本稿では、具体的にどういった理由で落雷リスクを低減できるか、少し詳しく考えてみます。

 

分析

 落雷のリスクを低減させる一番有効な方法は、あらかじめ発雷の少ない場所に設置することです。

 一日一回落雷のある地域より、落雷が一週間に一回の頻度でしか発生しない地域の方がリスクは低いという理由です。

 

 一番の理想は落雷の発生しない地域・・ではあるものの、日本で落雷の発生しない地域というものはありません。

 そのため、統計的に落雷の少ない地域を選ぶしか手段は無くなります。

 

 落雷の発生数についての統計を取る手段は大きく分けて二つ考えられます。

 

  落雷の発生日数に着目

→ とある期間内で落雷が発生した日数に注目すること

 

 毎日落雷がある地域より、一週間に一日しか落雷の無い地域の方が安全という意味です。

 

  

 ② 落雷の発生数に着目

→ とある期間内で落雷が発生した数に注目すること

 

【A:一週間に一日だけ落雷が発生した地域、落雷総数 70 回】

【B:一週間のうち毎日一回落雷がある地域、落雷総数 7 回】

で比較すると

「A」は「B」よりも10倍リスクが高いということになります。

 

発生日数 と 発生数 を少し具体的な例でみると

 

☆ 「α:北陸地方」と「β:関東地方」を比べた場合

 

  「α:北陸地方」は冬にも雷があるため 発生日数に着目すると

 → リスクは α > β

 

  「β:関東地方」は夏の雷を主とし、夏の雷の方が冬の雷より雷の発生頻度が高く 発生数に着目すると

 → リスクは β > α

  

となります。

 

まとめ

 

 太陽光発電施設は不動資産です。長期目線でリスクやコストがどれくらいあるのかしっかり確認したうえで、設置する必要があります。

 毎年100万円の収益をもたらす発電施設であっても、故障対応で毎年80万円コストがかかるようでは、赤字運営になる可能性があります。

 

 また、落雷の統計情報を細かにみると、年によって変動もあります。なるべく5~10年の統計資料に目を通すことをお勧めします。

地域別落雷数_雷 (らい) ぶらり より

 

 どこに設置してもリスクはありますが、抱えるリスクを減らすことは大いに可能です。過去のデータを活用して、スマートなクリーンエネルギー時代を築いていきましょう。

 

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