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緊急地震速報

気象庁が提供する高度利用者向けの緊急地震速報を配信します。地震発生直後に震源に近い震度計で捉えた観測データに基づき、地震の強い揺れが来る数秒~数十秒前に、お客様の場所における震度の大きさを予測し、お知らせいたします。 地震の大きな揺れが到達する前に、防災対策を行うことが可能となります。
予測原理

地震発生直後に、震源近くの地震計で初期微動(P波)を捉え、この観測データを基に、地震の規模(マグニチュード)や震源位置などが直ちに推定されます。その直後に通信回線を通じて、お客様の端末まで情報が配信され、強い揺れを引き起こす主要動(S波)の到達前に、各地の推定震度や主要動到達までの余裕時間を瞬時に計算します。

従来の地震情報との違い

緊急地震速報が従来の地震情報と大きく異なる点は、その迅速性です。緊急地震速報は地震検知後数秒~1分程度の間に数回の情報を配信します。第1報は迅速性が優先され、その後配信される情報の精度は次第に高くなっていきます。

技術的限界
  • 内陸での直下型地震など震源からの距離が近い場合、予測前に地震の揺れが到達し、本システムの起動が間に合わない場合があります。
  • 緊急地震速報は迅速性を優先し、短時間で得られた観測データから推定を行うため、精度には限界があり、主要動到達予測時刻や推定震度には誤差を含んでいます。
  • 地震以外の要因(落雷、事故など)によって、誤報が発信されることがあります。
  • 深発地震の震度の予測精度が十分でないことから、深さ150km以深の地震が発生した場合は震度を予測・表示しません。(主要動到達状況のみ表示します)
提供方法

基本的に、雷・気象情報提供用システム「ライトニングスコーププラス」(衛星版)のオプションとしてのご提供となります。緊急地震速報のみの利用をご希望の場合は、お問い合わせください。

Point

情報・機能の特長
到達予測を地図上に表示
監視地点付近で、あらかじめ設定した震度以上の揺れが予測された場合、ウィンドウが自動で立ち上がると同時に警報音を発します。地図画面上に、震源から広がる強い揺れの到達状況を、円によって表現します。また各地で予測される推定震度を表示します。
カウントダウン表示
監視地点において予測される震度と強い揺れの到達までの残り時間を、カウントダウンで表示します。併せて警報音を発します。警報音は、推定震度により2段階で音が変わります。
リプレイ機能
過去に受信した緊急地震速報データ(最終報)を読み込み、緊急地震速報を再現することが可能です。
訓練機能
予め設定した日時に緊急地震速報システムが起動し、地震発生時と同様の動作をさせることが可能です。
オプション
メール配信
予め登録しておいたメールアドレスに、地震発生を通知するメールを自動送信できます。システムの設置場所から離れている場合でも、緊急地震速報の内容を受け取ることが可能です。
他システムとの連動
お客様ご用意の警報設備、放送設備など、各種システムとの連動が可能です。
※接点スイッチから先(施設内設備等)のご用意は、お客様側にてお願いしております。
緊急地震速報を適切に利用するために必要な受信端末の機能および
配信能力に関するガイドライン

気象庁では、緊急地震速報の受信端末の利用者が本来の利用目的に即して適切に利用できるよう、受信端末や配信方法を選択する際や、緊急地震速 報を利用する際の参考となる事項について検討を行い、「緊急地震速報を適切に利用するために必要な受信端末の機能及び配信能力に関するガイドライン」を示しています。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/katsuyou/receive.html#yohou

本ガイドラインは、受信端末利用者が本来の目的に即して緊急地震速報を利用するための推奨事項をまとめたものです。フランクリン・ジャパンでは、本ガイドラインに沿って緊急地震速報の受信端末を今後導入される方や現在利用されている方に対し、端末の機能や配信能力に関して公開・説明をいたします。
詳しくは、緊急地震速報ガイドライン適応状況.pdf【PDF/122KB】をご覧ください。

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